住宅の耐震性を知りたい!館山市の助成制度を利用しよう

住宅の耐震性を知りたい!館山市の助成制度を利用しよう

住宅の耐震診断を行ったことはありますか?総務省の調べでは、持ち家の耐震診断を実施した割合は全体の約1割という統計が出ています。

住宅の耐震性を知るための耐震診断は、地震対策の第一歩です。館山市では地震に強いまちづくりを目標に、木造住宅の耐震診断に助成制度を設けています。

今回は館山市の木造住宅耐震診断費用助成について、内容や申請方法を詳しくご紹介します。館山市に木造住宅をお持ちの方は、この機会に安全対策の一つとして耐震対策を検討してみてはいかがでしょうか。



どんな事をするの?耐震診断とは

耐震診断の内容を予め知っておくことで、実施する抵抗も少なくなりますよね。木造住宅の耐震診断では、設計図書等の確認と目視での調査をする方法と、必要に応じて穴を開けたり傷をつける作業を行う診断方法があります。

まずは耐震診断はどのような種類があるのか、また流れについて知っておきましょう。

3種類の耐震診断

耐震診断は大きく分けて3つの種類があります。それぞれ診断の方法が異なるので、ご自身に合った診断方法を選ぶことが大切です。

1,簡易診断
2階建てまでの一戸建ての木造住宅において、一般の方がご自身で住宅の耐震性を判断する診断方法です。簡易診断を行う方法として、「一般社団法人日本建築防災協会」が発行している、「誰でもできるわが家の耐震診断」でチェックする事が可能です。

「誰でもできるわが家の耐震診断」は、「木造住宅の耐震診断と補強方法」の中の診断方法の一つで、一般の方が耐震についての理解を広げると共に、専門的な耐震診断の参考になるように選定された方法です。

インターネットでも簡単に診断をすることが出来るので、まずは耐震性能をチェックしたいという場合に活用できます。

日本建築防災協会:誰でもできるわが家の耐震診断

2,一般診断
一般診断は、建築士などにより行われる建築物の外側・内部を目視によって判断する方法です。耐震改修が必要あるかどうか等の判定を行うことを目的としており、床や壁を剥がして内部構造を調べることは行いません。

図面を基に現状と比較を行ったうえで判断して、見えない部分は推定して計算します。

3,精密診断
建築士等の専門家による診断方法で、主に耐震改修の必要性が高い場合や最終的な判断の際に用いられる詳細な診断です。

そのため精密診断では、調査に必要な場合は建築物の一部分を剥がして軸組や接合部等の現状を確認します。耐震改修工事を予定している場合は、工事後の耐震性の判断も行います。

耐震診断の流れ


依頼する業者や住宅の状況によっても異なりますが、耐震診断は主に次の流れで進めていきます。

①耐震診断の方法を決定する
3つの診断方法から目的に合わせた方法を選びます。改修工事を決めている場合を除いては、いきなり精密診断をしてしまうと家の一部を壊して修復する金額が余計に発生する可能性があります。

そのため、まずは「誰でもできるわが家の耐震診断」で判定した上で一般診断を行い、補強の必要があると結果が出たら精密診断を行うと無駄を省けます。

②診断を依頼する
簡易診断のあとに一般診断を依頼する際は、建築士等の専門家に依頼します。依頼先に迷ったときは、日本建築防災協会が公表している、「建築物の耐震診断・耐震改修実施事務所一覧」から判断するのも方法の一つです。

日本建築防災協会:建築物の耐震診断・耐震改修実施事務所一覧

③補強及び改修工事を行う
一般診断の結果、耐震性に不安があり補強工事の必要性が見受けられた場合、精密検査で最終的な判断を行います。精密診断のうえ補強の必要があると判断がされたら、設計及び補強工事を行います。

地域や年度によっては、診断以外に補強工事の助成を行っていることもあるので、確認しておきましょう。

一般的な耐震診断について、内容や流れを見ていきました。地震対策の第一歩である耐震診断に関して、館山市ではどのように実施しているかを確認しましょう。

木造住宅耐震診断費用助成事業


館山市では建築物の耐震化を促し災害に強いまちづくりを目指して、木造住宅の耐震診断費用の一部を助成する木造住宅耐震診断費用助成事業を設けています。

助成を受けるには対象となる要件を満たしていること、そして正しい手続きが必要なので事前に確認しておきましょう。

補助金額と対象となる要件

耐震診断の助成対象となった場合、12万円を上限として耐震診断に掛かった費用の全額が補助金として交付されます。

助成の申請を行う前に、まずは対象となるかどうかのチェックを行いましょう。

①昭和56年(1981年)5月31日以前に建築された在来軸組構法の木造住宅
②一戸建て住宅又は併用住宅
③館山市に住宅を所有している
④市民税を滞納なく収めている

助成の対象となるには、4つの条件を全て満たしている必要があります。鉄筋コンクリート工法での住宅や、新耐震基準である昭和56年6月以降の住宅は対象外という事になります。

補助金の交付には条件を満たしているだけでなく、手順に沿った申請を行う必要があります。

申請の流れと手続き方法

木造住宅耐震診断費用助成事業を利用する際は、診断実施前に相談会や申請を行ったうえで耐震診断を実施します。順番を間違えて補助金を受け取れないことが無いよう、手続きの流れや注意点を詳しく見ていきましょう。

①確認と準備
補助の対象条件を確認して、不明点があれば館山市の建築施設課計画管理係に相談を行います。

対象となった場合、住宅が建築された際の設計図面・建築確認通知書等の書類を準備します。

②相談会での簡易診断
無料の住宅・建築相談会に参加して、簡易耐震診断を実施します。相談会の開催日1週間前までに事前予約を行い、建築確認申請時の図面等を持参のうえ、評定を出してもらいます。

相談会の日時は館山市HPの、「住宅・建築の相談会」のページに記載されています。

日時をご確認のうえ、事前予約を忘れずに行い相談会に向かいましょう。

③交付申請を提出する
館山市の建築施設課計画管理係に交付申請に必要な書類を提出します。

<必要書類>
1.館山市木造住宅耐震診断費補助金交付申請書(別記第1号様式)
2.木造住宅耐震診断実施計画書(別記第2号様式)
3.木造住宅に係る登記事項証明書その他の木造住宅の所有者及び建築年月日を証する書類
4.耐震診断の実施に関する見積り書の写し
5.木造住宅の平面図、付近見取図及び写真(建物の周囲:2枚程度)
6.1.の申請書の市税の納付状況の調査に同意しない場合は、納税証明又は非課税証明(過去3年分)

引用:木造住宅耐震診断費用助成事業の流れ

住宅の平面図等の登記事項証明書等のご自身で揃える書類以外は、館山市HP「木造住宅耐震診断費用助成事業の流れ」のページからダウンロードできます。

補助金の交付申請後、市による審査が行われ補助金交付(又は不交付)の通知が送られます。

④耐震診断を実施する
耐震診断(及び建築士)と契約を結び、住宅の耐震診断を行ったのち耐震診断士から実施報告を受けます。

⑤耐震診断の実施報告
館山市の建築施設課 計画管理係に、耐震診断の完了後30日以内に、下記の4つの書類を揃えて提出します。

①館山市木造住宅耐震診断費補助金実績報告書
②木造住宅耐震診断の契約書の写し
③木造住宅耐震診断結果報告書等の成果品の写し
④木造住宅耐震診断に要した費用の領収書の写し

②~④に関しては原本を提示するので、併せて準備しておきましょう。また、①の館山市木造住宅耐震診断費補助金実績報告書は、館山市のHPからダウンロードが可能です。

⑥補助金の交付請求を行う
実施報告書の提出後、館山市補助金交付確定通知書を受領します。館山市木造住宅耐震診断費補助金交付請求書を市へ提出したのち、補助金が交付されます。

申請の前に耐震診断を行ってしまい、助成が受けられない事の無いように、手順に沿って準備を行いましょう。助成の対象となるかどうかや耐震診断の内容について等、不明点がある場合は館山市の担当の方に相談してみてはいかがでしょうか。

建設環境部建築施設課計画管理係
住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3751

アスベスト調査費の助成制度

地震に対する建築物の強度以外に調べておきたいのが、人体に甚大な被害をもたらす恐れがあるアスベストの有無です。アスベストは約30年~50年潜伏期間があると言われているため、現在影響が出ていない場合でも安心は出来ません。

2006年以前に建築された建物の場合、勿論全てではありませんがアスベスト含有の可能性があるため、アスベストに関する知識や調査が大切です。館山市の住宅に関わる助成制度として、耐震診断の他に建築物吹付けアスベスト調査費助成事業が設けられています。

建築物吹付けアスベスト調査費助成事業

安心で安全な生活環境を促すため設けられた「建築物吹付けアスベスト調査費助成事業」では、対象となった場合10万円を上限にアスベスト調査費用を全額の補助を受けることが出来ます。

アスベスト調査費助成事業の対象となるには、次の3つの条件を全て満たしている必要があります。

①吹付け建材のうち、アスベスト含有の恐れがある建築物を対象建築物とする
※吹付けアスベスト・アスベスト(石綿)含有吹付けロックウール・吹付けバーミキュライト・吹付けひる石・吹付けパーライトなど

②対象建築物(①)の所有者又は管理者を対象者とする

③厚生労働省で記されている下記※による分析を行う、専門分析機関に委託するアスベスト(石綿)調査である
        
※「平成18年8月21日付け基発第0821002号」及び「基安化発第0821001号」並びに、「平成20年2月6日付け基安化発第0206003号」厚生労働省労働基準局通達

厚生労働省労働基準局により、建材の石綿含有率における分析方法には詳しい基準が定められており、法令を遵守する分析機構に依頼しましょう。

アスベストは1975年から段階を踏んで規制が厳しくなっています。2006年の改正建築基準法により、アスベスト含有率が0.1%を超える製品の製造や使用などを禁止されたため、アスベストの含有を調査したい方は、対象となるかどうかを確かめておきましょう。

申請の流れと注意点

助成の対象となった場合、正しい手順に沿って手続きを行う必要があります。

①事前相談
建築物吹付けアスベスト調査費助成事業の担当である、建設環境部建築施設課の方へ調査内容等について相談を行います。

対象となるのかどうかや具体的な調査に関して等、疑問点や不安点がある方も併せて相談してみましょう。

②交付申請を行う
建設環境部建築施設課へ補助金交付の申請を行います。次の8点の書類を準備します。

1,館山市建築物吹付けアスベスト対策事業補助金交付申請書

2,補助対象建築物の登記事項証明書

3,補助対象建築物の所有者が判断できる書類
※管理者の場合は、管理者であることが証明出来る書類

4,申請をする方が対象建築物の所有者でない場合、所有者などから補助対象事業者の実施に関わる権限を委任されたことを証明する書類

5,補助対象建築物の位置と平面図
※吹付け材の名称などが記載されている図面、アスベスト等の施工箇所を赤色で表示する

6,建築物・吹抜け材の状態が確認できる写真
※建物外観・施工箇所の写真(部屋全体、吹付け材接写共に1枚)

7,アスベスト分析調査に関わる経費の見積り書

8,館山市長が必要と認めた書類

館山市建築物吹付けアスベスト対策事業補助金交付申請書は、館山市HPの「建築物吹付けアスベスト調査費助成事業の流れ」のページから手に入ります。

登記事項証明書は、登記所または法務局証明サービスセンターの窓口で交付請求が出来ます。窓口以外にも、郵送及びオンラインによる交付請求も受け付けています。

③補助金交付決定の通知
補助金交付申請を行ったのち、館山市による審査が行われます。審査結果により、補助金交付決定通知書または補助金交付却下通知書が送られます。

④アスベスト分析調査と報告
アスベスト分岐調査を依頼する業者と契約を交わし、調査を実施します。アスベスト分析調査完了より30日以内に、下記の5点の書類を提出します。

・館山市建築物吹付けアスベスト対策事業完了報告書(第7号様式)
・分析調査機関が発行した分析調査結果報告書の写し
・分析調査機関と締結した契約書の写し
・分析調査費用に係る分析調査機関からの請求書その他書類の写し
・分析調査箇所の採取中の写真及び採取後の現場写真

引用:館山市:建築物吹付けアスベスト調査費助成事業の流れ

実施報告書類の提出後、事業完了の確認が行われ「館山市建築物吹付けアスベスト対策事業補助金額確定通知書」が送付されます。

⑤補助金の交付
館山市建築物吹付けアスベスト対策事業補助金額確定通知書を確認したのち、「館山市建築物吹付けアスベスト対策事業補助金交付請求書」を建設環境部建築施設課に提出します。

内容の確認が行われたのち、指定口座に補助金が交付されます。全ての手続きは、補助金交付の申請を行った年度内(3月末)までに完了させましょう。

まとめ

耐震診断の内容に関して、そして館山市の耐震診断助成の対象と申請方法・アスベスト調査費助成事業についてご紹介しました。

耐震診断やアスベスト診断を行うことで、安全性が数値として明らかになるため、どのような改善を行うかを決めることが出来ます。

住宅の耐震性や健康被害に不安がある方、安全な暮らしへのきっかけの一つとして、助成制度を利用してみてはいかがでしょうか。

住宅の耐震性を知りたい!館山市の助成制度を利用しよう .


Source: 内装解体新着情報